公文書等の記録から見る従軍慰安婦の年齢分布(更新)

公文書等の記録から見る従軍慰安婦の年齢分布」の情報更新。

公文書等、記録上年齢がわかる121人分のデータから作成。
20歳未満の未成年率は75.2%(91人)。
平均年齢は18.3歳。

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「証言-強制的に連行された朝鮮人従軍慰安婦達」については、戦後ずいぶん経ってから挺対協が調査した元慰安婦らの年齢であるため、連行当時に比較的高齢だった慰安婦は調査時には他界していた可能性などが否定できず、全体として若年に偏っている可能性がある。
「心理作戦班日本人捕虜尋問報告四九号」と「フィリピン パナイ島イロイロ慰安所 検梅成績に関する件 1942」については戦争当時の公文書であるため、少なくとも特定の慰安所にいた慰安婦らの年齢構成を考察することは可能だと考える。

「証言-強制的に連行された朝鮮人従軍慰安婦達」について、年齢が12~13歳となっているような場合は、12歳と13歳でそれぞれ0.5人としてカウントした。また、満年齢がわかっている場合は満年齢を、証言者の内容とは別に聞き取り者の意見としての年齢が記載されている場合は聞き取り者の年齢を採用した。